キッチンから始めるインテリア空間をコンセプトにインテリアデザインを行なっているOn Your Canvasの岡本紗英子です。
このコンセプトは私自身の家づくりの経験を元に、より多くの方にも、
理想のキッチン、そしてそこから繋がるインテリアを手にして
毎日気持ちが上がり、心地よい暮らしをご提供したいと思ったことがきっかけに生まれました。
私自身の経験から、家作りで大事にしたことをお話ししたいと思います。
結婚してから８回目の引っ越しにてようやく自宅を建てました。
引っ越しは慣れたものですが、家を設計するとなると全てが初めての経験で、
３Dイメージもなく、図面と建築家の方の説明だけを頼りに家づくりをすすめていきました。
そしていよいよ私の出番！
キッチン選びとなりました。
私は当時専業主婦で小さな2人姉妹を育て、片道1時間かかる幼稚園への送迎、
公園で遊ばせてお稽古へ、そして夕飯、お風呂、寝かしつけと
いかに効率よく無駄なく動けるかを第一に毎日を過ごしていました。
（今思えば、すごく余裕がなく鬼の形相だったかもしれません。）
なので、家づくり、キッチンに関してはいかに導線良く家事をこなせる家にするかを第一条件として考えました。
洗濯室は乾燥機を、ちょっとしたものは室内干しできるようにビルトインの物干竿。
キッチンは、海外製の大きなビルトイン食洗機にほったらかし調理が叶うオーブンは必須で、
また、子供たちや夫も手伝いやすいように、奥行きのあるペニンシュラ、またアイランドにしたいと考えました。
それから頻繁に買い出しに行かなくても食品がストックできるようにパントリーも欲しいなと。
こんな風に、機能面に関しては日頃の生活が改善され余裕が生むようにとすぐに考えられました。
次にデザイン（見た目）はどうするか、、、
これには悩みに悩みました。
手持ちの家具と合えば良いかなとなんとなくで選んだデザインがやはりしっくり来ず、ネット検索の日々。
そしてとうとう運命の海外の雑誌に掲載されていたキッチンに出会い、これまでまったくイメージしていなかったようなキッチンに一目惚れ。
でも建築家の方からは
「こんなキッチン作れるメーカーは日本にはないです。」との一言。。。
確かにそのキッチンは古材で作られているようなキッチンでした。
続きは次のブログで
